ブログトップ

日常から正方形に切り抜く

wisdom96.exblog.jp

身のまわりの自然を正方形に切り抜いて見てみると・・・

空から見る流水のはたらき

 小学5年生の理科で、「流れる水のはたらき」と
いう単元があります。雨水や雪解け水などが川をつ
くり、傾斜にそって流れるとき、浸食・運搬・堆積
というさまざまな作用をしているということを学習
する単元です。
 どの流域でどの作用が最も活発に起こるかという
ことは難しい問題です。それは、場所によって地質
が異なり、水の流量がいつも変化しているからです。
 飛行機から外を見ると、流水によって作られた様
々な地形がみられます。日本の川は急峻で、他の国
の川と比べて「滝のように流れる」と表現されるこ
ともあるほどです。ですから、山は深く鋭く削られ
ているのです。

e0142611_5443828.jpg


 写真はロシアのゴビ川周辺の川です。白く見え
ている部分が流水です。このあたりは傾斜の小さな
土地で、ゆったりとした流れで土砂の運搬や堆積作
用がおこなわれています。カーブした川の内側に大
量の土砂が堆積している様子がわかります。カ
ーブの外側は浸食され、内側に堆積するので、この
カーブはどんどん強くなっていくことになります。
現在はGoogleマップなどでこのような地形を見るこ
ともできますが、飛行機の窓から直接自分の目で見
るとその感動も格別です。機会があったら是非機外
に目を向けてみてはいかがでしょうか。
 台風などで突然川の水量が増えた場合、川は氾濫
します。水は傾斜に沿って直線的に流れるのが最も
短距離になるからです。去年(2009年)の10
月に大きな台風17号が台湾を襲いました。道路は
寸断され、多くの家も流されるという惨状がTVなど
でも報道されましたから、映像を見た方も多いかも
しれません。
 それを上から見るとどうなっているのでしょうか。
氾濫した数日後に偶然その上空を通過しました。

e0142611_5453615.jpg


大変なことになっているのを知らずに飛行機になりま
したから、機外の様子には衝撃を受けました。川が
氾濫し、大量の土砂が流域に取り残されているのが
わかります。そして、流量が減った川幅は以前のよ
うに収束していきます。現在のように人間の手が加
えられない場合、今まで湾曲していた部分は、堆積
した土砂などで遮られ、本流から外れてしまうこと
になります。

e0142611_5463348.jpg


すると、今までの湾曲部は写真のような三日月湖と
して残ります。三日月湖は北海道の石狩平野に今で
もたくさん見られます。写真1のロシアの川の周辺
にもおなじように三日月湖が見られます。突然の増
水がない場合でも、カーブの外側が浸食され、湾曲
が強まりやがてつながってしまうこともあるからです。
 雨降りのあと、地面が出ている場所をよく観察す
ると、極小規模ではありますが、このような地形の
ミニチュア版が色々なところに見られます。自分の
足下に目を向けると新しい世界が広がっているので
すね。

人気ブログランキングへ
さ、再開しました。一応出すものは出したんで・・・
でも、まだあるんだな
[PR]
by wisdom96 | 2011-02-22 05:47 | 教材・教具